学会発表
海外
- 1.2002年 AAB総会 マートルビーチ(USA)
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演題:Treatment for Repeated IVF Failures
Oku, H., Iwamoto, H., et al
- 2.2004年 IFFS 18th World Congress モントリオール(カナダ)
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演題:The Successful Use of Z-score Following Frozen and the Post-thaw Embryo Transfer
Oku, H., Ohgaki, A., et al
凍結胚(前核期)の融解時にZ1(良好胚となる確率の高い胚)から融解することにより、妊娠率が上昇する事を世界で初めて明らかにし、大変注目されました。
- 3.2005年 ESHRE 第21回総会 コペンハーゲン(デンマーク)
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演題:Exclusion of Embryos with Multinucleated Blastomeres at Day 2 Improves the Pregnancy rates
Tateishi, S., Akamatsu, Y., Oku, H., et al
- 4.2005年 ホリスチムミーティング プラハ(チェコスロバキア)
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演題:Clinical Experience with Recombinant FSH (Follistim) and Clinical Study Plan for OC Pretreatment Protocol
Oku, H., et al
- 5.2009年 ESHRE 第25回総会 アムステルダム(オランダ)
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演題:Double Blastocyst Transfer May Interrupt Implantation
Oku. H., et al IVF Namba Clinic
胚盤胞2個移植を実施しても妊娠率は1個移植と比較し有意に上昇しないが(1個群50.6%、2個群54.3%)、2個移植群では多胎率(双胎)が36.3%と上昇することを明らかにし、海外からも注目されました。
国内
- 2004年 第22回日本受精着床学会学術講演会 北海道旭川
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演題:ヒト凍結乾燥精子におけるICSIの有効性の検討
この方法は精子を常温で保存することが可能で、ヒトの凍結乾燥精子を使用し、世界初の受精に成功し、読売新聞はじめ多くのマスコミの方から取材を受けました。共同研究者の今井和美さんは現在当院培養室で勤務しています。
- 2005年 第23回日本受精着床学会学術講演会 大阪
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演題:ヒト凍結乾燥精子におけるICSIの受精率向上への試み
- 2006年 第24回日本受精着床学会学術講演会 長野軽井沢
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演題:ホルモン補充周期凍結融解胚移植における内膜作製方法によって妊娠率に差はでるか?
- 2007年 第52回日本生殖医学会総会学術講演会シンポジウム 秋田
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演題:ARTにおける排卵誘発法の再評価 ~OC Pretreatment の有用性について~
- 2008年 第26回日本受精着床学会学術講演会 福岡
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演題:ホルモン補充凍結融解胚盤胞移植周期において単一胚盤胞移植(SBT)は2個胚盤胞移植(DBT)に比べ高い着床率が得られる
- 2009年 第27回日本受精着床学会学術講演会 京都
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演題:IVF前周期低用量経口黄体・卵胞ホルモン配合剤(低用量EP配合剤)負荷により良好胚盤胞形成率が増加する ~rSFHを用いて卵巣刺激を実施したロング法の場合~
シンポジスト(その分野での特別に選ばれたスペシャリストのみが発表する機会が与えられる大変名誉のある役割です)としての学会発表
- 2009年 第9回日本抗加齢医学会(カレントコンセプト18)東京
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演題:高齢者Poor Responder への排卵誘発
- 2009年 第27回日本受精着床学会総会学術講演会シンポジウム 京都
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Z-scoreを応用した胚の選別
- 2012年11月8日(木)・9日(金) 第57回 日本生殖医学会 学術講演会・総会 長崎
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演題:ART反復不成功例において、メラトニンは成熟障害、胚質を改善し、妊娠率を増加させる。
- 2013年8月8日(木)・9日(金) 第31回 日本受精着床学会 総会・学術講演会 大分
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演題01:『無加湿インキュベーターは加湿インキュベーターと比較して胚発生を変化させない』
演題02:『卵子成熟障害例に対して卵胞刺激により12~14mmまで卵胞発育させたのち、
未成熟卵を採卵し、体外成熟培養―ICSI―HRC Cryo ETにて出産に至った1例』 - 2013年11月15日(金)・16日(土) 第58回 日本生殖医学会 学術講演会・総会 神戸
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演題01:『AMH14ng/ml(10pmol/L)以下の症例における排卵誘発の有用性』
演題02:『胚移植法の新しい試み』
- 2014年7月31日(木)・8月1日(金) 第32回 日本受精着床学会 総会・学術講演会 東京
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演題:『maturation triggerとしてのアゴニスト投与により卵子が得られず、
同日hCG投与後、再度採卵し卵子が得られた2症例』 - 2014年12月4日(木)・12月5日(金) 第59回 日本生殖医学会学術講演会・総会 東京
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演題01:『Multinucleated Blastomeres胚でも、胚盤胞移植ではより高い妊娠率が得られる』
演題02:『良好胚盤胞移植における経腹超音波ガイド下と、経膣超音波ガイド下での比較検討』
- 2015年4月26日(日)〜4月29日(水) 第60回 日本生殖医学会学術講演会
及びIFFS/JSRM International Meeting 2015(国際生殖医学会学術集会2015) 横浜 -
- 2015年11月26日(木)・11月27日(金) 第33回 日本受精着床学会 総会・学術講演会 東京
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演題01:『タイムラプスシステムによる胚発育動態の新しい評価法の取り組み』
演題02:『Day4、Day7における胚盤胞移植の有用性』
- 2016年9月15日(木)・9月16日(金) 第34回 日本受精着床学会 総会・学術講演会 軽井沢
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演題01:『タイムラプスを用いた胚観察による各種パラメーターの検討』
演題02:『媒精時間が胚発育に及ぼす影響についての後方視的検討』
- 2016年11月3日(木)・11月4日(金) 第61回 日本生殖医学会学術講演会 横浜
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演題01:『胚盤胞の発育は、compactionした時間とcompaction形成細胞数に影響されるか』
演題02:『タイムラプスシステムにおけるDirect Cleavage胚の胚盤胞への発育、および臨床成績』
- 2017年7月20日(木)・7月21日(金) 第35回 日本受精着床学会 総会・学術講演会 米子
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演題01:『タイムラプススコアによる妊娠継続可能胚のセレクション』
演題02:『前培養液と胚培養液の組み合わせについての比較検討』
- 2017年11月15日(水)・11月16日(木) 第62回 日本生殖医学会学術講演会 下関
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演題:『ICSI時卵膜伸展不良でも穿刺方法で変性率は減らせる』
- 2018年8月26日(日)・8月27日(月) 第36回 日本受精着床学会総会・学術講演会 幕張メッセ
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演題01:『タイムラプススコアが低値を示すが妊娠継続した症例報告』
演題02:『タイムラプスにてスコアリングした胚におけるEmbryo Glueの使用検討』
- 2018年9月6日(木)・9月7日(金) 第63回 日本生殖医学会学術講演会 旭川
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第63回日本生殖医学会学術講演会が、9月6日・7日の2日間にわたり、旭川にて開催される予定でした。
しかし、9月6日3時8分に胆振東部地震が発生し、すべて中止になりました。
被災された方々にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。
当院から、口演とポスターを1題ずつ発表予定でしたが、叶いませんでした。
当時、培養士2名が旭川にいましたが、無事に帰ってこられたのは不幸中の幸いでした。
今回、停電および停電による水道の停止を実体験して、ラボに生かせるのではないかと気づいたことを反映させ、災害対策をより強化しようと思いました。演題01:『透明帯の菲薄範囲と着床率の関係』
演題02:『当院におけるTL運用の実際』
- 2019年8月1日(木)・8月2日(金) 第37回受精着床学会 東京
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2019年8月1日~2日に東京で行われた第37回受精着床学会に奥院長、培養士2名が参加をしてきました。
猛暑の中、かなり体力を奪われてしまいましたが、得るものは本当にたくさんありました。
今回の学会ではタイムラプスによる胚の評価や遺伝子検査に関する発表に関心が高かったのか、会場が常にいっぱいになっていました。
多くの施設で出された貴重なデータを拝聴し、個人的に今回本当に得るものが大きかったです。演題01:『前核形成時間が妊娠予後に与える影響』
演題02:『割球接着開始後の胚の発育速度と妊娠率の関係』
- 2019年11月7日(木)・11月8日(金) 第64回日本生殖医学会学術講演会 神戸国際会議場
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11月7日・8日の2日間にわたり、神戸国際会議場にて第64回日本生殖医学会学術講演会が開催されました。当院から奥院長、培養部11名が参加し、1演題ポスター発表をしました。
口頭発表、ポスター発表共に多くの演題数があり、両日共に早朝から密なスケジュールとなっておりました。今回の学会では関心が高まっている遺伝子検査に関する発表には部屋に収まらないくらい人が傍聴していました。また多血小板血漿を用いた治療、AIを組み込んだ装置開発の進行状況などの講演は大変興味深かったです。演題:『AMH と ART 臨床成績についての検討』
- 2020年10月1日~23日開催 第38回 受精着床学会学術講演会
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コロナ禍での学会開催ということで、現地開催とオンデマンド配信を併用したハイブリッド開催を予定していたのですが、寒くなるにつれコロナの感染拡大が広がったため、現地開催が中地となり全てオンデマンド配信によるウェブ開催へと変更になりました。
オンデマンド配信での発表ということでスライド作りや音声の録音など初めてのことが多くとまどうこともありましたが、演題データを学会側に送信後は穏やかに過ごすことができました。自分の発表がどのくらいの人数の方に聞いていただけているのか把握できるシステムがあればもっと楽しめるのではと感じました。演題:『当院の臨床成績からみたDirect Cleavage由来 胚盤胞の妊孕性について』
- 2020年12月3日~23日開催 第65回 日本生殖医学会学術講演会
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第65 回日本生殖医学会学術講演会 が12/3~12/23 Web形式でわれました。2年前は北海道胆振東部地震の影響で急遽Web開催されましたが、今回は前もって準備されていたのでLIVE開催もありログインの際のパスワードなどセキュリティー万全で開催されました。数ある演題の中で特に興味深かったのが『新型コロナ感染症と生殖医療 』についての発表です。妊婦は免疫力が下がると耳にされ ことがある方もいらっしゃるのではないかと思いますが、まったくそんな事実は存在せず、妊婦だから新型コロナにかかりやすくなるという事は無いそうです。病原体に対して人間が持っている最善の防衛手段は長期の隔離ではなく情報であり、信頼のおける科学的情報の共有と、グローバルな団結によって早急に真の安全確保が達成されることを切に願っています。
演題:『ICSI由来1PN胚の臨床成績および移植予後』
- 2021年7月15日~16日開催 第39回受精着床学会
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2021年7月15日~16日の2日間にわたり神戸国際会議場にて第39回受精着床学会が開催されました。当院からは奥院長、培養士1名が参加し、1演題口頭発表しました。 コロナ禍が続く中、2年ぶりに現地開催も行われました。一般演題の多くはZoomを用いての発表形式となり、初めてのハイブリッド開催となりました。 初めてのZoomでの発表となり戸惑うこともありましたが、落ち着いて発表に臨むことができました。自分の発表に対する視聴人数も把握でき、また現地参加より多くの発表を見ることができたので、とても有意義な経験になりました。
当院で発表した演題をご紹介させていただきます。『胚盤胞移植においてICMよりTEを優先すべき』
- 11月11日、12日開催 第66回日本生殖医学会学術講演会・総会
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2021年11月11日、12日の2日間、鳥取県米子市で開催された、第66回日本生殖医学会学術講演会・総会に奥院長と培養士1名が参加し、1演題をポスター発表いたしました。
最近の学会開催は、2019年末からのコロナ禍の影響でWeb開催が主流でしたが、今回は現地開催およびオンデマンド配信という開催形式でした。学会に参加するために電車に揺られて向かうこと自体とても新鮮でした。 今回の学会では、様々な施設のAI機能による胚評価や精子の評価へ向けた研究発表が多くありました。
また、美容などでよく耳にする、ウルトラファインバブル効果は不妊治療へも役立てられていて、その有効性についての講演がとても興味深かったです。培養液中にウルトラファインバブル化した一酸化炭素を入れることで抗酸化作用となり受精卵の分化に効果的であるというものでした。
これからも進歩していく生殖補助医療をしっかりと学び、できるかぎり良い培養環境であるように努めていきます。
- 2022年7月28日、29日開催 第40回日本受精着床学会学術講演会
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2022年7月28日、29日の2日間で開催されました第40回日本受精着床学会学術講演会へ発表・参加させていただきました。
今年度は保険適応開始されたこともあり、盛んなディスカッションとなりました。
また、社会情勢の変化により着床前診断の見解が改定され、その中での学会となりました。 今回、当院から発表した内容について触れさせていただきます。 - 2022年11月3日、4日開催 第67回日本生殖医学会学術講演会
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『第67回日本生殖医学会学術講演会』が11月3日~4日に横浜で開催され、院長、培養士1名、看護師1名が参加しました。
直近2年はコロナ禍でオンデマンドやハイブリッド開催と呼ばれるWebでの開催が主流だったので、今回は久しぶりに現地開催ならではの雰囲気を味わうことができてとても良かったです。
着床前診断(PGT)の発表が人気で、立ち見が出るほどでした。
当院でも今年度からPGT-A,PGT-SRの検査受託を開始しております。
今回学会で得た最新の知見を生かして患者様に還元していきます。
当院からは1演題口演発表致しました。
- 2023年11月9日、10日開催 第68回日本生殖医学会学術講演会
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11月9日、10日の2日間、石川県立音楽堂、ホテル日航金沢、金沢市アートホールにて開催された、第68回日本生殖医学会学術講演会・総会に奥院長と培養士2名が参加し、1演題をポスター発表いたしました。
今回の学会では、胚盤胞のグレードに用いられているGardner分類の提唱者であるGardner氏による講演がありとても貴重な機会となりました。また、たくさんの先生方の講演により大変勉強になることも多く、この経験をクリニックや皆様に還元できるよう精進したいと思います。
- 2024年8月22日、23日開催 第42回日本受精着床学会
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8/22(木)・23(金)の2日間、第42回日本受精着床学会が大阪で開催され、院長を始め受付、看護士そして培養士が新しい知識を得るため参加しました。
今回の学会のテーマがARTの発展と社会の調和でした。倫理的な枠組みと社会的な配慮を大切にしながら、ARTの発展を追求していく目的のとおり、保険化による課題や先進医療の将来展望、また精子の質の評価や新しい卵子・胚凍結法など新しい知識を吸収することができました。今回、培養室からは卵子凍結による臨床成績をポスターによる発表で報告しました。
当院では卵子凍結を2015年から実施しておりますが、成績と予後の報告までに経過年数が必要なため報告が現在にいたりました。
融解後の成績ですが、生存率は94.9%となり、99個融解し94個の生存確認がとれました。6名の児の出産報告をいただいていますが、児の異常は認められませんでした。
今回特にお伝えしたかったのが、採卵時が40歳以上では採卵回数が多かったのですが、貯卵数が低下していたことです。1回あたりの採卵数は減ってしまうことが理由と考えます。
早期に卵子凍結を行うことが、移植する際、良好な結果につながる可能性が高いと考えております。
ポスターを添付しておりますので、ご興味ある方はご覧ください。培養室 イマイ