新しい治療(PFC-FD療法)について
2022.04.05
レディースクリニック北浜では、今回新しい不妊症に対する治療方法を導入致しました。
PFC-FD(Platelet-derived Factor Concentrate Freeze Dry)と呼ばれるもので、
患者さまの血液から成長因子が多く含まれる多血小板血漿(PRP)を作製します。
濃縮した多血小板血漿(PRP)を無細胞化・凍結乾燥しパウダー状にしたもので治療を行います。
このPFC-FDは様々な成長因子を含んでおり、自己組織の修復や細胞の増殖、また抗炎症作用などを促進するので不妊治療だけでなく、毛髪、ひざの関節や皮膚など様々な治療分野で用いられております。
不妊治療の分野では、子宮内膜が薄い方や着床障害のある方に効果があると考えられており、当院でもそのような患者さまには治療法の一つとしてご提案させて頂きます。
ご自身の血液で生成いたしますので、アレルギーや副作用などのリスクが少なく、身体に優しい治療方法です。
<PFCーFD治療の流れ>
1.診察と採血を行います。
2.採取した血液をもとに専門機関においてPFC-FDを生成いたします。
3.患者さまとスケジュールを相談の上、PFC-FD溶液を子宮内に注入します。
※PFC-FD治療は、自費診療となります。(220,000円(税込))
<治療におけるリスク・副作用など>
・患者さま本人の血液を使うため、免疫抑制剤を使うことがないため副作用の心配はありません。
・すべての方に効果があるとは限らず、胚移植まで至らない場合もあります。
詳しくは、診察においてご説明いたしますので、ご相談下さい。