胚移植後の夫婦生活について(着床率が高くなるの?)
排卵1回目、新鮮胚移植1回が陰性、採卵2回目凍結胚移植2回が陰性と化学流産、
転院後、卵管造影検査を今年5月に行って6月に採卵、凍結胚4個稽留流産したという事です。
これまで移植を4回行って1.2回目は陰性、ホルモン周期3回目は化学流産、自然周期今年9月4回目の移植では稽留流産自然周期をして手術しています。
動画などで妊活情報を取り入れているのですが、胚移植後にも夫婦生活を行った方が着床率が高くなるという情報がありました。
今までは刺激があると子宮収縮になり着床しにくくなるとの思いもあって、胚移植後は夫婦生活を避けています。
実際夫婦生活をしたほうが良い影響があるのでしょうか?
無理にしようとは思わないのですが、良い影響があるならば取り組みたいとの思いがあります。
レディースクリニック北浜
Dr.奥 裕嗣
胚移植の後に、性行為がある無しに関わらず着床率が上がる下がるなどはあまり関係がないと思います。
あとは、化学流産を流産に含めるかどうかというのは意見の分かれるところかと思いますけど、化学流産を含めるとなると流産を2回繰り返していますので、この胚移植の前に一度不育症の検査とかを受けられてから何か異常があるようだとそちらを治療して受けられることによって流産のリスクは少なくなるのではないかなと思います。
胚移植前の過ごし方についてアドバイスがあれば
普通にリラックスして生活して頂いていたら成績はあまり変わらない、移植前は変わらないと思います。
●稽留流産とは
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、胎児が子宮内で死亡しているにもかかわらず、出血や腹痛などの自覚症状がなく、流産の進行が止まった状態を指します。多くは妊婦健診の超音波検査で胎児の心拍停止が確認されて判明します。原因は染色体異常が多く、母体側の疾患が影響することもあります。治療としては自然排出を待つ方法や、子宮内容除去術が行われることがあります。早期発見のためにも定期的な検査が重要です。
●化学流産とは
化学流産とは、妊娠検査薬で陽性反応が出たものの、超音波検査で胎嚢が確認される前に妊娠が成立しなかった状態を指します。受精卵は一度着床しますが、その後成長が続かず、生理のような出血とともに自然に排出されます。