38歳、超低AMHの刺激法は?
治療期間は6年、採卵24回、顕微授精を20回、初期胚移植8回、胚盤胞移植を1回、妊娠判定は1回ありましたが化学流産しました。私のAMH0.05や年齢、採卵数などを見ていただき刺激法は何が合うと思われますか?
レディースクリニック北浜
Dr.奥 裕嗣
AMHの値から注射の量を増やしてもたくさん卵が出来てこないと思います。あるいは注射の量を増やすことによって、胚の質が下がるという報告もありますので、注射の量は必要最小限で150単位という量で行うのがいいと思います。
あとクロミッドとか併用することによって卵胞発育数が増える可能性があるかもしれません。
この方法は必要であれば自費になるのですが、蓄卵をしていくような方法で卵が効率よく採れます。
連続して毎月採卵することも可能ですので効率よく卵が採れるかなと思われます。
注射量を抑えてクロミッドと注射の量150単位で併用するような広い意味で自然周期とよばれる方法が良いのではないかと思います。
※AMH(抗ミュラー管ホルモン、Anti-Müllerian Hormone)は、女性の卵巣内にある卵胞から分泌されるホルモンの一種です。特に、卵巣内の小さな未成熟な卵胞(前胞状卵胞および小胞状卵胞)で分泌されます。AMHは、女性の卵巣予備能(卵巣内に残っている卵胞の数や質)を評価するための指標として使われることが多いです。