妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment
ようやく梅雨明けし夏本番。今年は「梅雨寒」といった言葉を耳にする機会が多く、天気
が安定しない日々が続きました。昨年の酷暑を思い返すと今年の夏はどのくらいの暑さに
なるのでしょうか。
さて、今回ご紹介は「夏野菜と免疫力アップ、ビタミン A・C・E(エース)」について。
暑さから、疲労蓄積、倦怠感、食欲減退など夏バテ症状がおこりがち。
ビタミン A・C・E(エース)は、免疫力アップだけでなく、今の季節、特に意識したい紫
外線予防にもつながる成分です。
No.29 ビタミン A・C・E(エース)
様々な旬野菜がありますが、夏野菜には、体内にこもった熱を放出する作用があります。
夏食材 | 代表的栄養素 |
---|---|
トマト | ビタミンC、ビタミンE、リコピン |
ピーマン/パプリカ | βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC |
キュウリ | βカロテン(ビタミンA)、カリウム |
かぼちゃ | βカロテン(ビタミンA)、ビタミンE、ビタミンB群 |
ゴーヤ | ビタミンC |
オクラ | 食物繊維、βカロテン(ビタミンA)、カリウム |
栄養素は単体で摂取しても効果がありません。それそれの栄養素をともに摂る事で、栄養素がもつ力を最大限に発揮させます。
まずは、「ビタミン E」。活性酸素の働きを抑え、そして「ビタミン C」で細胞を守りビタミンE を再生させる。さらに、「ビタミン A」で抗酸化と免疫力をアップさせます。
又、紫外線にあたると活性酸素が発生します。この活性酸素が体内で酸化し、過酸化脂質を作り出す。そして、過酸化脂質に紫外線を吸収したメラニンが吸着し、シミを作り出すサイクル。
そう考えると、活性酸素の働きを抑える「ビタミン A・C・E」を意識することが重要になります。
ビタミン A・E は脂溶性成分のため、炒め物など油を使用し調理することで効率良く摂取、ビタミンCは水溶性のため、野菜などは手早く洗い水に浸す場合はできるだけ短時間に留め、体内に蓄積できない成分の為、こまめに摂取することが大切です。
お役立ちレシピのご紹介
免疫力アップを意識したトマトスープ
☆材料 3~4人分
◇トマト ・・・・・・・・・ 1個
◇レタス ・・・・・・・・・ 2枚
◇オクラ ・・・・・・・・・ 4本
◇卵 ・・・・・・・・・ 1個
◇ねぎ ・・・・・・・・・ 少々
◇水 ・・・・・・・・・ 3カップ
◇顆粒コンソメ ・・・・・・・・・ 小さじ1、1/2
◇塩 ・・・・・・・・・ 少々
◇胡椒 ・・・・・・・・・ 少々
◇ごま油 ・・・・・・・・・ 少々(風味付け)
◇作り方
- トマトは皮を剥きザク切りにする
- レタスは食べやすいサイズに手でちぎる
- オクラは約1センチの輪切りにする
- 鍋にカップ分の水を入れ中火にかけ、トマト・オクラ・レタスを入れ一煮立ちさせる。
- 塩・胡椒で味付けし、溶いた卵を回し入れて軽くかき混ぜ、ねぎを散らして完成。
- 食べる直前にごま油を数滴垂らすと、風味が増し食欲増進効果につながります。
暑さから冷たい物を飲む機会が増え、体内は冷えがちです。そんな時は、あえて温かいスープで胃腸を温め、体温を上昇させましょう。体温が上昇することで、血流改善から代謝もアップ!これは免疫力向上につながります。
又、オクラを入れることでスープにとろみがつき、飲み易さと共に、胃腸粘膜保護作用にも効果大。
1品の中に、様々な栄養素を意識した食材を詰め込んで、免疫力を意識し、そして紫外線に負けない身体づくりを目指しましょう。