妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

まだ肌寒さが残るものの、日差しが少しずつ強くなり、春の兆しを感じる<3月。冬から春への季節のうつりかわりは、冷たい風が春のそよ風に変わり、心地よい気候が私たちを迎えてくれます。春は過ごしやすい季節ですが、寒暖差や花粉に注意が必要です。身体を冷やさないように気をつけ、外出後は手洗いやうがいを意識してください。

今回は妊活に大切な子宮内フローラについてのお話しです。食事などから腸内フローラを整えることで、子宮内フローラが整うとされており、普段の食事を意識することが大切です。

子宮内フローラで最も多くを占めるのがラクトバチルス菌です。近年、このラクトバチルスと妊娠の関係が注目されています。

ラクトバチルスの割合が90%未満だと、着床率や妊娠率、出産率が低くなる可能性があるとされています。そのため、妊娠を目指して子宮や腟内のフローラを改善するには、ラクトバチルスの割合を90%以上に増やすことが必要と考えられています。

私たちの子宮や腸内フローラはどのように決まるのかというと、赤ちゃんの腸内フローラは、生まれたときの母親のフローラが引き継がれるといわれています。乳幼児の腸内フローラは、ストレスへの耐性、自閉症などの発達障害の発症など健全な発育に関わっています。その為、妊娠前から腸内環境を整え、赤ちゃんへ引き継ぐことが大切です。

腸内フローラを整えるために、ヨーグルト、納豆、漬物、味噌などの発酵食品がオススメです。
種類だけに偏るのではなく、いろんな食品から摂取するようにしましょう。他にサツマイモやアボカド、豆類などの食物繊維、なかでも水溶性食物繊維が豊富なネバネバ食品、キノコ類などを意識して摂取しましょう。

一方、手軽にすませられるファストフードや油が古い揚げ物などは炎症を促す腸内細菌を増やす可能性が指摘されています。手軽に食べられるので便利ですが、回数を減らしたりして控えるように心がけましょう。

今回は【腸活味噌汁】のご紹介です。
味噌汁には善玉菌が豊富に含まれ、腸内、子宮内環境を整えるのに欠かせない栄養素です。
アボカドには水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれています。切り干し大根は、栄養素がぎゅっと詰まっていて、食物繊維が豊富です。価格も安定していて、保存食なので簡単に料理に取り入れることが可能です。

お役立ちレシピのご紹介

【1、具だくさん腸活味噌汁(15分)】

☆材料(2~3人分)

さつまいも ・・・・・・・・・1/2本
アボカド・・・・・・・・・ 1/2個
にんじん・・・・・・・・・ 1/3本
たまねぎ・・・・・・・・・ 1/4個
だいこん・・・・・・・・・ 5cm
油揚げ・・・・・・・・・ 1/2枚
★水・・・・・・・・・ 500ml
★だしパック・・・・・・・・・ 1パック(ほんだし 小さじ1でも代用可)
★味噌・・・・・・・・・ 大さじ1+小1/2(商品によって濃さが違うので、味をみて調整ください)

◇作り方

① さつまいもは食べやすい大きさに切って水にさらしておく
② にんじんは半月切り、玉ねぎは薄切り、大根はイチョウ切り、アボカド1.5cm角、油揚げは短冊切り
③ 鍋にさつまいも、にんじん、玉ねぎ、出汁パックを入れ蓋をして中火にかける
④ 7~8分ほど加熱しさつまいもとにんじんに火が通ったら、油揚げとアボカドをいれ1分ほど煮る
⑤ 一旦火を止め、味噌を溶きいれる
⑥ 沸騰しない程度に再度火にかければ完成

【2、切り干し大根とわかめの味噌汁】

材料(2人分)(10分)

切り干し大根・・・・・・・・・ 8g
乾燥わかめ・・・・・・・・・ ひとつかみ
★水・・・・・・・・・ 400ml
★だしパック・・・・・・・・・ 1パック(ほんだし 小さじ1でも代用可)
★味噌・・・・・・・・・ 大さじ1(商品によって濃さが違うので、味をみて調整ください)

◇作り方

① 切り干し大根が大きい場合は食べやすい大きさにカットする
② 水400mlに切り干し大根をつけておく
③ 出汁パックを入れひと煮立ちさせ、わかめを加える
④ 一旦火を止め、味噌を溶きいれる
⑤ 沸騰しない程度に再度火にかければ完成

【腸活味噌汁】