妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、睡眠の秋・・・

いかがお過ごしでしょうか。
日中の日差しは厳しいですが、朝晩は冷え込みが激しく体調に十分お気を付け下さい。

今回は穀物の選び方と、秋食材を使用したレシピをご紹介します。

No.19 穀物の選び方

「食欲の秋」という言葉があるようについつい食欲が旺盛になるこの季節。
さて毎日の食卓に上るであろう、穀物(主食)の選び方について考えてみましょう。

ポイントは「精製された炭水化物を減らすこと」

白米や小麦粉など精製された炭水化物(白い物)は、血糖値が急上昇しやすく、排卵障害などを起こす原因になります。

ハーバード大学が18000人の看護師に実施した追跡調査によると、白米や小麦粉などの精製された食品をよく摂取する女性は、未精製(発芽玄米や全粒粉)の炭水化物をよく食べる女性に比べて排卵障害によるリスクが55%ほど高くなることがわかっています。

血糖値が高い状態が続くことで、肌や血管の老化が誘発される「糖化」が起こり、糖化により卵巣機能の低下につながることがわかっています。

×精白米   →   〇玄米
×小麦粉   →   〇全粒粉

玄米が難しい場合は胚芽米。全粒粉が難しい場合はライ麦。
このようにできる限り未精製の食品を選ぶことがポイントです。

ちなみに砂糖を選ぶ際も、白砂糖ではなく黒砂糖を選ぶようにしましょう。

お役立ちレシピのご紹介

秋鮭ときのこの炊き込みご飯

本日のレシピは旬食材の鮭ときのこを使ったレシピです。

きのこは通年を通してみかけますが、実は秋が旬です。松茸も秋に出回っていますね。
旬食材は栄養価が豊富で味も良好なので、是非レシピに取り入れて下さい。

鮭に含まれるアスタキサンチンは抗酸化力が非常に高く、卵子の老化を防ぐ役割があります。
きのこ類は免疫強化に欠かせないβグルカンや妊娠を望む方には必ず摂取して欲しいビタミンDを豊富に含みます。

☆材料(2人分)

◆玄米 ・・・・・・・・・ 2合
◆塩鮭 ・・・・・・・・・ 1〜2切
◆しめじ ・・・・・・・・・ 1パック
◆まいたけ ・・・・・・・・・ 1パック
〜調味料〜
◆酒 ・・・・・・・・・ 大さじ1
◆みりん ・・・・・・・・・ 大さじ1.5
◆しょうゆ ・・・・・・・・・ 大さじ1.5

◇作り方
  1. 玄米はさっと洗って8時間程度水につけておく。
  2. 塩鮭はフライパンで両面を焼き、骨と皮を取りほぐしておく。
  3. 炊飯器にお米と調味料を入れ、その上に鮭・しめじ・まいたけを入れる。
  4. 炊きあがったら、お好みでシソやネギ、ゴマや海苔をのせて完成。

※生鮭をそのまま炊飯器に入れて炊いても美味しく仕上がります。
 その際には、塩と醤油で味を調整してください。
※きのこはエノキなど他のきのこを使っても美味しいです。