妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

妊娠前・妊娠中・授乳期・成人女性・中高年の男性にも不可欠な葉酸をご紹介

“葉酸”という言葉を耳にされる方も多いかと思いますが、一言で葉酸と言いましてもお手軽に口にできる飴・タブレットなど甘味料や香料・防腐剤も多く含んだ食品も多数出回っております。妊娠前・妊娠中は極力添加物は避けたいところです。
お腹の赤ちゃんの健やかな成長の為に、食事からでは補えない栄養素は医療サプリメント(高栄養・高品質)なものを選んで規則正しい食生活も心がけるようにしましょう。

No.3 葉酸

葉酸の役割として・・・

妊娠初期4週目頃〜7週目は器官形成期と呼ばれています。
現実の問題として、障害を持った赤ちゃんも約1%誕生します。そして成長と共に障害が判る赤ちゃんを含めると約4%誕生します。妊娠初期の12週位迄には細胞分裂が正常に行われない事が原因と考えられています。

寄生発生の種類と寄生発生の時期

“葉酸”で約70%が神経管奇形が予防できます。
妊娠中の葉酸は急激に増殖する繊毛組織・胎児組織の発育に重要な働きをしています。
又胎盤早期剥離・流産・死産・妊娠中毒症・子宮内胎児発育遅延などの原因の一つとして葉酸の欠乏があげられています。
又、催奇形作用のある薬を控えるなどの注意も必要です。

葉酸の効能とは・・・

神経管閉鎖障害の予防

神経管に問題が発生すると、歩けなくなったり、膀胱・直腸が機能しなくなることが有ります。

貧血予防の補助

貧血は鉄分と思われる方も多いのですが、実は赤血球を作る為には“葉酸”とビタミン12が必要不可欠です。
不足すると、血液中の酸素を運ぶ力が劣り、貧血の原因となります。

動脈硬化を予防

葉酸が不足すると、ホモシステインという物質が増殖します。この物質が血管を狭くしたり、硬化させる働きをする為動脈硬化を招き、脳梗塞・心筋梗塞を引き起こします。発生を抑える為には、葉酸に加えビタミンB6・ビタミンB12が必要です。

細胞の生成

DNAの生成を助ける役割をします。不足すると粘膜に影響が出てきます。口内炎や潰瘍(カイヨウ)が出来やすくなります。

妊娠中に葉酸以外に必要な栄養素

カルシウム

赤ちゃんは胎盤を通して母親からカルシウムをもらい骨・歯を作ります。1日150mgのカルシウムが赤ちゃんへ移行するので、しっかり補給しましょう。

DHA

近年では母親のDHA摂取により、胎児の出生体重の増加・早産の回避・聡明な脳の発育に欠かせない栄養素と言われています。

摂取量について・・・

1日1mgを越えないで下さい。摂りすぎた場合、自身は発熱やじんましん、生まれた赤ちゃんがぜんそくになるリスクも報告されています。
又、葉酸は熱に弱く、調理の段階で50%近くが分解するか、水溶性のためにゆで汁に流れ出る為調理によって失われやすい性質です。
ほうれん草・イチゴ・納豆・アスパラガス・マンゴー・ブロッコリー・モロヘイヤ・うなぎ・レバー・緑黄色野菜や卵黄・豆・果物にも多く含まれています。
大量に摂取した分は、尿として排泄されます。

葉酸の推奨量

葉酸の摂取は1日400μg〜800μgが推奨されています。上限は1000μgです。
1000μg=1mgです。
多く飲むから良いというわけでは有りませんので、普段の食事もきちんと取りましょう。
また空腹時は胃が動いていないので、食後に摂取した方が吸収されやすい事もわかっています。

母子手帳にも葉酸の摂取については記載しております。ビタミンB12と同時に摂取する事で効果が高くなります。(はまぐり・あさり・シジミなどの貝類に多く含まれています)母子手帳は地域によって表紙がことなりますが、「葉酸」の必要性は共通して記載されています。

女性に欠かせない栄養分の働き

貧血予防 鉄・銅・ビタミンC・B6・B12・葉酸
骨粗しょう症・腰背痛予防 カルシウム・ビタミンD
つわり予防 ビタミンB6・亜鉛
胎児早期剥離・早産予防 ビタミンC
胎児の発育不全予防 ビタミンA・B1・B2・マグネシウム・亜鉛
先天性異常予防 ビタミンA・葉酸
(ビタミンAはβカロテンで摂取しましょう)

お役立ちレシピのご紹介  1品足りない時に

きゅうりとザーサイのラー油和え

☆材料 2人分

きゅうり1本、ザーサイ(味付け)40g、白ネギみじん切り10g、ラー油適量

◇作り方
  1. きゅうりは細切りにして、ザーサイは荒みじん切りにします。
  2. ボールに?と白ネギを入れラー油と混ぜ合わせます。
  3. 味がなじんだら器に盛れば、完成です。
◇ポイント

きゅうりには利尿作用があり、むくみ防止に役立つ食材です。

夜のおかずに何か追加したい時に是非お役立て下さい。
次回のレシピもお楽しみ下さい。