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妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

暑かった夏も終わり、季節の変わり目です。秋は「収穫の秋(実りの秋)」とも言われ、稲や野菜、果物などの農作物が豊かに実る時期でもあり、食べ物の栄養価が高くなる季節です。
ビタミンEは、脂溶性のビタミンのひとつで、「トコフェロール」とも呼ばれます。名前の由来はギリシャ語の「トコス(出産)」と「フェロ(運ぶ)」から来ており、まさに妊娠や生殖に深く関わるビタミンであることがわかります。

【ビタミンEが妊活に良い理由】

1 抗酸化作用で卵子の老化を防ぐ
私たちの身体は日々、ストレスや紫外線、大気汚染などにさらされ、「活性酸素」と呼ばれる物質が体内に発生しています。この活性酸素は細胞を酸化させ、老化を早めてしまいます。
特に妊活中は、卵子の質を良い状態に保つことが大切です。卵子は年齢とともに老化するため、抗酸化作用のあるビタミンEをしっかり摂取することで、卵子を酸化から守り、妊娠の可能性を高めると考えられています。
②血行を促進し、子宮環境を整える
ビタミンEには、血行を良くする働きもあります。血液の流れが良くなると、子宮や卵巣への酸素や栄養の供給がスムーズになり、子宮内膜の厚みや質の改善、ホルモン分泌の正常化につながります。
冷え性の女性が多い中で、身体を内側から温めることは妊活にも効果的です。

2 ホルモンバランスの調整
ビタミンEは、女性ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を助ける働きがあるとされています。これにより、月経周期の安定や排卵リズムの正常化され、妊娠に向けた身体作りの準備が可能です。
秋に旬を迎えビタミンEが豊富な食材は、かぼちゃ、さつまいも、ナッツ類、鮭、秋刀魚などがあります。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率が高まりますので、炒めたり、オリーブオイルなどを和えてお召し上がりください。
妊活は、未来の命を迎えるための大切な準備期間。食事の積み重ねが体質を変え、ホルモンバランスや子宮環境を整えてくれます。
自然の恵みを上手に活用して、身体を内側から整えていくことが、妊娠しやすい体づくりにつながります。
今回はビタミンEが豊富に含まれた【カボチャとナッツのクリームチーズ和え】のご紹介です。
カボチャにはビタミンEの他に、葉酸や抗酸化作用のあるビタミンA.C、心の安定に欠かせないマグネシウムなどを含みます。ナッツにもビタミンEが豊富です!さらにクリームチーズを追加することで、たんぱく質を補給することが可能です。

 

お役立ちレシピのご紹介

【カボチャとナッツのクリームチーズ和え(15分)】

☆材料(2人分)

カボチャ ・・・・・・・・・1/4個
クリームチーズ・・・・・・・・・ 3個(45~50g)
ミックスナッツ・・・・・・・・・ 40g
★マヨネーズ・・・・・・・・・ 少々
★はちみつ・・・・・・・・・ 大さじ1/2
★塩・・・・・・・・・ 少々
黒コショウ・・・・・・・・・ お好みで

◇作り方

① カボチャはよく洗って、種わたを取り除く
② ミックスナッツ、クリームチーズは刻んでおく
③ カボチャをラップに包んで、電子レンジ600w6分、熱いうちに、スプーンで潰す
④ ③にナッツ、クリームチーズ★の調味料を入れ、クリームチーズを潰しながら混ぜる
⑤ 黒コショウを最後にふる

※カボチャが固い場合は追加で1分ずつ加熱してください

【ビタミンE】