学会に参加してきました
担当:ヤマグチ|2021.12.02
12月に入り一段と寒くなり、寒さがより一層日々の過ぎる速さを加速させているように感じます。
ようやく落ち着いてきたコロナも、新たな変異株が発見され、もう少し気をつけて様子を見る生活が続きますね。当院でも引き続き、日頃の対策をしていきます。
このコロナ禍のため、年に数回参加していた学会もWeb開催が主流でしたが、11月11日,12日に鳥取県の米子市で開催された日本生殖医学会に参加しました。
私はポスター発表をするため、院長と現地へ行ってきました。
現地開催に参加するのは本当に久しぶりで、Web開催とは違いリアルタイムに講演を聞いたり、人との交流やいろんな情報を聞くことができたりして、とても充実感を得ることができました。
また、今回の学会では、4月から適応される保険診療について、現段階で決まっている事や早急に決めていかないといけない事などの報告もありました。保険診療については、きちんとした決定事項の発表後、お知らせさせてください。
他に、胚の観察や評価方法などへのAI導入はこれまでも多くの発表があり、現在の治療へ活用している施設も多くあります。それに加えて精子の選別評価をするAI技術の研究発表も多く見られたことが印象的でした。まだ実用化とまではいかない段階でしたが、AI技術の発展により、将来的に培養士は必要なくなるのでは!?と、少し焦りを感じました。笑。
そうならない様に、今私たちにできる限りの事を丁寧に行っていきたいと思います。
不妊治療では、ご夫婦の卵子、精子のどちらの力もとても大事です。
不妊治療は女性の負担が大きく感じられる事が多いですが、受精する過程でも、胚が発育していく過程においても、ご夫婦2人の力が必要不可欠です。
その為に学会でも、生活環境などにより全体的に衰えを感じずにはいられない精子力についてはずっと議論されています。
これからも様々な分野を学び、卵子、精子、胚により良い環境作りを考えていきます。