笑いの効果
担当:キシ|2018.01.16
寒さが厳しくなってきましたね。暖かくして体調に気を付けてお過ごしください。
今回のテーマは『笑い』です。
2011年のFertility and Sterilityの5月号に報告されていましたが、胚移植後に笑う事で妊娠率が有意に上昇したそうです。
この論文では、胚移植後にコント、マジック、手品等で笑いをとったグループの36.4%が妊娠し、何もしなかったグループの妊娠率20.2%と比較して有意な上昇があったそうです。
笑いによりリラックスする事が治療によるストレスを軽減し、妊娠率の上昇につながったのではないかと締めくくられていました。
この論文を見て、過去に見た映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』を思い出しました。
ユーモアによる治療が重要という説を実践し、医学界の常識を覆した医学生パッチ・アダムスの半生が描かれています。
実話に基づいた話で、とても感動します。
暖かいおうちで、ぜひ、ゆっくり見てみてください。
『笑う門には福来たる』ということわざが科学的に実証されつつあるのかもしれません。