ミトコンドリアにはL-カルニチン
担当:シノハラ|2017.08.02
前回は、卵子にミトコンドリアを移植する話でした。
おさらいになりますが、
卵子は老化してくると、ミトコンドリアの量や質が低下していきます。
それが卵子の元数分裂、受精、発育に影響し、
卵子や胚の質の低下につながると考えられています。
そこで、
少なくなったミトコンドリアを人工的に増やすことで
卵子の質を改善しようということですね。
ただ、まだ臨床研究の段階ですので
標準治療になるにはまだまだ時間がかかります。
では、今すぐミトコンドリアのためにできることは何か。
L-カルニチンというサプリメントがおすすめです。
カルニチンは、ミトコンドリアを活性化することで知られています。
これを摂取することで、
胚の質の改善だけでなく、精子の運動率が改善されるという報告もあります。
ですので、
奥様だけではなく、ご主人様も服用していただけます。
当院でも、L-カルニチンを取り扱っていますので
ご興味ある方は診察の時にお申し出ください。