女性と骨粗鬆症
担当:ヤマグチ|2017.08.30
8月も終わりになり、朝晩はすっかり秋を感じるようになってきましたが、まだまだ日中は日差しも強く暑いですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、みなさまもお気をつけ下さい。
今回は、女性は特に気になる骨粗鬆症についてです。
60歳以上で2人に1人、70歳を超えると10人に7人が骨粗鬆症とされているそうです。
そして、男性よりも女性が多いのは、骨粗鬆症は女性ホルモンと深く関係しているからです。女性ホルモンであるエストロゲン分泌が低下すると、骨の新陳代謝異常が起こり、古い骨を破壊するスピードが上昇し、新しい骨を形成するのが追いつかずに骨がカスカスになっていくそうです。
そのため、骨粗鬆症はお年寄りの病気と思われがちですが、若い方でも、卵巣機能が低下し、正常な働きができなくて、女性ホルモンの産出の少ない月経不順や無月経の方は発症します。
ひどい骨粗鬆症の方は、骨折をして、そのまま寝たきりになってしまう場合もあるようです。
私も普段から骨のことを考えて生活をしていなかったので、これからは少しでも予防していこうと思います。
骨粗鬆症予防には、カルシウム、ミネラルを多く含む食物摂取と、適度な運動、日光浴が大切とされています。
日光浴には骨を作るのに大切な要素であるビタミンDを産出する働きがある他に、殺菌作用や免疫力アップにもなるので、身体に良い効果をもたらします。
夏場は木陰で30分程度、冬場は顔や手に1時間程度が日光浴の目安だそうです。
でも、屋内で仕事をされている方が多いとおもいますので、日光浴が難しい方は食事で補うことを心がけてください。
カルシウムもビタミンDの働きがないと体内へ吸収されません。そして、吸収されたカルシウムを沈着させるにはビタミンk2が必要になります。
これらを多く含む食材を少し紹介しますね。
カルシウム…しらす、煮干、豆腐など大豆製品、さくらえび、チンゲン菜、乳製品、海藻類など
ビタミンD…椎茸、レバー、サンマ、鮭、カレイ、バター、卵黄など
ビタミンk2…納豆、ブロッコリー、ニラ、キャベツ、ほうれん草など
毎日の献立に迷われた時など、これらの食材を使った食事も考えてみてもいいかな?と思います。
個人的には、焼きサンマにレバニラ、冬瓜とブロッコリーとさくらえびのあんかけ、お味噌汁、、簡単で美味しく骨にもいいものを食べたくなっちゃいました!
少しでもみなさまのお役に立ちますように!