発生の成り立ち
担当:キシ|2019.09.21
暑さが少し和らいで一安心と思ったのもつかの間で、南の方で発生した台風の影響で週末3連休は天気が荒れるそうです。
皆さま、お気をつけてお過ごしください。
今回のテーマは『発生の成り立ち』です。
不妊治療からは少し話がそれるのですが、個人的に衝撃を受けたので書いていきます。
上唇と下唇は別のものとご存知でしたでしょうか?
確かにそう言われてみれば、下唇の方がデリケートだと気づきませんか?
上下でひとつ、と捉えられがちな唇は、実は発生学的には上下別のパーツだそうです。
上唇は皮膚から成り立ち、下唇は口内の粘膜の延長として成り立っています。
なので、上下で唇の色が違うのも当然といえます。
胎児は胚盤胞の内細胞塊(ICM)から、胎盤は胚盤胞の栄養外胚葉(TE)から成り立つのと同様にそもそもの発生の成り立ちが違うことに驚きました。
身体の外と中(内臓)をつなぐ特別な器官である唇は上皮で覆われていますが、性質は皮膚と粘膜の間です。
唇には皮脂腺・皮脂膜がないため、水分が蒸発しやすく、乾燥スピードは頬の5倍ともいわれています。厚い皮がボロッと剥ける独特の荒れ方は、硬化剥離(こうかはくり)と呼ばれます。皮膚に比べてターンオーバーが早く、3.5日サイクルなので、すぐに治るのも特徴です。
これからの季節、乾燥によりますます荒れやすくなります。リップクリームをこまめに塗って、乾燥対策が必要ですね。
先日、休日に初めてニフレルに行ってきました。
ドクターフィッシュやワオキツネザルなどのいろいろな生き物に心身ともに癒してもらいました。
室内施設なので雨の日でも問題なく楽しむことができるので、おすすめです。
ワオキツネザル(輪尾狐猿)の写真を載せます。
マダガスカルへわざわざ行かなくても至近距離で直接見ることができたので感動しました。
お顔が気になる方はぜひ現地に行って実際に近くで見てみてください。