乳がんについて
担当:タナカ|2018.09.21
こんにちは
今年は台風や地震等自然災害の多い年ですね😵💦
今回のブログはタナカが担当させて頂きます。
最近関西に直撃した台風21号で倒木や家屋損壊を実際に目の当たりにして改めて災害の恐ろしさを実感しました。これ以上天災がないことを祈るばかりです。
さて災害のニュースを多く目にする一方、本年は著名人の訃報も多いですね。私はさくらももこさんのファンだったので、さくらももこさんの訃報は大変残念でした。
さくらももこさんや小林麻央さん共に乳がんで若くして亡くなられています。
乳がんは女性が罹患するがんの第1位ということは知っていたのですが、まだ乳がんの検診が必須な年齢ではないので曖昧に捉えている部分が多々ありました。
乳がんの検診はマンモグラフィ検診が一般的に知られています。
マンモグラフィ検診を定期的にしていても死亡率は2~3割程度しか減らすことができないのはご存知でしょうか?
もう少し高い割合だと思っていたので、この数値に大変驚きました。
マンモグラフィの推奨年齢は40歳以上です。40歳未満は乳がんになる人が少なく、乳腺が発達して異常が分かりにくいので、マンモグラフィ検診は推奨されていません。しかし、遺伝的に乳がんにかかりやすいと考えられる方は、20~30歳頃から磁気を利用したMRIを含めた検診を定期的に受けることが勧められています。
年齢が若い人は放射線被曝は避けた方がいいと言われてます。
放射線被曝もなく、効率的に乳がんをみつけることができる可能性があると言われているのが超音波検査です。
超音波検査では乳房のしこりが良性か悪性かを判断するのに大変有効と言われてます。しかし、超音波検査はマンモグラフィに比べると治療の必要のない良性の変化を拾い上げすぎる欠点があるという研究結果もあります。その点をきちんと理解した上で検診を受けなければならないと思いました。
現在、診断技術の高い検査技師や医師の育成、超音波装置の整備など超音波検診を行うための体制作りも進められているみたいなので、今後技術が向上して「過剰診断」などのデメリットの確率が下がるよう期待したいと思いました。